国際医用レーザー情報センター
 
 

沿革
 
 大城は、1966年植皮片のメラニンに注目し1967年東京医科歯科大学皮膚科の清寺眞教授のもとに国内留学しメラニンの研究に取り組み、1972年慶應義塾大学形成外科に"カラークリニック”(現在の"レーザー外来"という特殊外来)を開設し、メラニン異常だけではなく各種の皮膚の異常色の治療にも取り組みました。
 レーザーは、1960年に米国のテオドール・メイマンによって発明され、1961年に米国のレオン・ゴールドマン教授らによって、いち早く医学に応用されました。1966年にゴールドマン教授の「レーザーで皮膚に塗った色素を皮膚を傷つけることなく取り去ることが出来る」という論文を読み甚く感動していた大城は、皮膚の異常色に対するレーザー治療を思い立ち、石油ショックで米国留学は非常に難しかった時代でしたが、1974年6月米国シンシナティ大学のゴールドマン教授に赴き「皮膚の色素沈着に対するレーザーの応用」に関しディスカッションを行い、その可能性を認められ短期留学を許され、レーザー治療に関する研鑽を積むことが出来ました。

恩師ゴールドマン教授は血管腫の治療に対してレーザーを使用していましたが、大城は色素性母斑の治療に主眼をおいていたため、独自のレーザー機器の開発を余儀なくされました。
日本に帰国した大城は、米国から工業用レーザーを購入し、自分自身の体や動物を使って実験を繰り返し、医療用のレーザーの設計に心血を注ぎました。

レーザー治療の可能性を確信した大城は、日本医用レーザー研究所と世界初のレーザー治療によるアザの専門病院である大城クリニックを設立しました。以後、クリニックにおいて臨床経験を積みながら、脱毛、ペインクリニックや花粉症或いは不妊症治療など、様々な分野におけるレーザーの応用を確立してきました。医用レーザーの体系化、レーザーの医療への新しい 応用の発見および安全なレーザー治療の普及にも尽力してきました。さらに慶應義塾大学医学部客員教授として後進の指導にもあたっています。

また大城は、国際レーザー治療学会の初代会長、英文雑誌「LaserTherapy」の創刊者および初代編集長、国際レーザー医学会、世界レーザー医学連合会、、アジア太平洋レーザー医学会等の事務局長、NPO法人日本レーザー医学会の副理事長を務め、NPO法人日本レーザー医学会専門制度委員長としてその制度を確立すると同時に、厚生労働省からの標榜の出来るレーザー専門医を2005年8月9日にNPO法人日本レーザー医学会として取得させました。さらに、財団法人光産業技術振興協会の委員を20年近く務めるなど行政のお手伝いもしております。

大城が現在レーザー医療を通じて少子高齢化社会に対して目指しているのは、少子化に対する不妊症対策と同時に高齢者に対する健やかで、美しく、華やかに生きるための対策であります。日本の人口が2005年から減少に転じたことが献血の絶対量が減少するという不安を解消するために、血液を地球資源の一つとして大切にすることがと考え、人々が健康に生き、命を大切にするという「血液を大切にする会」の設立をを提唱し発足させました。

 

 

 
恩師ゴールドマン教授と 
再会 する大城 

 

 
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